パナソニックのエコキュート HE-K37BQS(370L・2008年7月発売)を替えるときの後継機種は、HE-J37NQS(2026年6月発売)です。メーカーの機種一覧表の行をたどって確かめました。
貯湯タンクは高さが50mm低くなり、脚は3本から4本に増えます。基礎のアンカーは打ち直しになる見込みで、リモコンも買い直しです。
HE-J37NQS は、国の補助金(省エネの給湯器への買い替えを補助する「給湯省エネ2026事業」)の対象です。国に登録した業者と契約して付ければ1台10万円です。
HE-K37BQS の修理用の部品をパナソニックが持っておくとしている期間は、計算すると2019年7月ごろに終わっています。
HE-K37BQSの後継機種
この章では、まず後継の型番と、それがメーカーの資料のどこに載っているかを示します。そのあと、替えると何が変わるかを次の順に見ます。
- 数字の表
- 貯湯タンクの高さと今の基礎
- 付け直す配管と接続口
- リモコンと値段
- 機能の違い
- 修理用の部品の期間
結論:後継機種はどれか
HE-K37BQS の後継機種は、パナソニックの HE-J37NQS です。
パナソニックの 機種一覧表(PDFのファイルの作成日は2026年9月1日)で、HE-K37BQS の行のすぐ上の行に載っている2026年の型番が HE-J37NQS です。
機種一覧表は、ナショナルとパナソニックのエコキュートの型番を、形と容量ごとの行に分け、発売した年度を新しい順に左から右へ並べた表です(左端が2026年、右端が2002年)。型番は先頭の「HE-」を省いて書かれています。
HE-K37BQS の行の、年の欄のいちばん左にある2026年の欄には「(Jシリーズにて対応)」とシリーズの名前だけがあり、型番はありません。
そこで、同じ角型・370Lのフルオート(ふろのお湯はりから追いだきまでを自動でする型)の行を探すと、すぐ上の行が J37NQS です。
機種一覧表で行をたどる順番
表を自分で開いて確かめるときは、次の順に見ていくと迷いません。
- 表の向き:PDFを開くと横長の表が出る。年の欄は左が新しく、右へ行くほど古い
- HE-K37BQS の行:2008年度の欄に「K37BQS」がある行。角型・370L・フルオート・一般地向け(寒冷地向けではない型)で、パワフル高圧や耐塩害の印は付いていない
- 行の始まりと終わり:この行は2002年度の HE-37R1AS から始まり、2023年度の HE-J37LQS まで同じ行に続く
- 2026年の欄:同じ行の、年の欄のいちばん左が「(Jシリーズにて対応)」
- すぐ上の行:同じ角型・370L・フルオートで、2026年の欄が「J37NQS」。ウルトラ高圧や耐塩害の印は無く、ウルトラファインバブル(細かい泡のお湯を出す機能)の印が付く
2026年の欄には、J で始まる370Lのフルオートがほかにも並びます。ただ、ウルトラ高圧や耐塩害の印が付く行か、JP・JX という別のシリーズの行です。
印の付かない HE-K37BQS の行に当たる2026年の型番は、HE-J37NQS だけです。
業者向けのページの「後継品」は2020年の型のまま
パナソニックの業者向けの 品番詳細のページ(型番ごとに発売日や生産終了日を調べられるページ)では、HE-K37BQS の「後継品」の欄が XHE-J37KQS(2020年の型)のままです。
機種一覧表は2026年の欄まで埋まっています。今の後継は、機種一覧表にある HE-J37NQS です。
パナソニックの 商品ページ でも、Jシリーズの高圧フルオート370L(2026年6月発売)は HE-J37NQS です。
HE-J37NQSに替えて変わること
エコキュートは、屋外で外の空気の熱を使ってお湯をわかすヒートポンプと、わかしたお湯をためておく背の高い貯湯タンクの、2つの機械でできています。
大きく変わるのは、貯湯タンクの高さと脚の数、接続口の位置、リモコンです。 このほかに変わることも合わせて並べると、次のとおりです。
- 2つの機械の型番:貯湯タンクは HE-K37BQ から HE-J37NQ へ、ヒートポンプは HE-PK45B から HE-PJ45N へ替わる
- 貯湯タンクの高さ:1860mmから1810mmへ、50mm低くなる。幅600mmと奥行き680mmは同じ
- 脚とアンカー:脚が3本から4本になり、脚を基礎に留めるアンカーボルトの位置が変わる。打ち直しになる見込み(図の数字からの推測)
- 重さ:貯湯タンクは70kgから60kgへ、ヒートポンプは50kgから41kgへ軽くなる
- ふだんの給湯の圧力:170kPaから180kPaへ少し上がる(kPaはキロパスカルと読む圧力の単位)
- 配管:給水や給湯の接続口の位置が動き、配管は付け直しになる見込み
- リモコン:今の HE-RQFBW・HE-RQVBW は使えず、HE-RQWNW を新しく買う
- 機能:ウルトラファインバブルやスマホでの操作が加わり、ボイスリモコンの「呼び出す」と、わかし方の「たっぷり」「深夜のみ」が無くなる
- 値段:HE-K37BQS はメーカーが値段を決めていない型なので、新旧の差は出せない
替えても変わらないこと
容量と形、貯湯タンクを置く広さ、水道の水圧の条件、ふろの基本の機能は変わりません。
新旧の施工説明書(工事をする業者向けの説明書)と商品図面で確かめた、同じ点は次のとおりです。
- 容量と形:どちらも370L・角型・フルオート・一般地向け
- 置く広さ:貯湯タンクの幅600×奥行き680mm
- 水道の水圧の条件:どちらも、1階で水を止めて測った圧力が200kPa以上ある所で使う
- 2階のシャワー:貯湯タンクを置いた所から高さ5mまで(2階)なら、水圧が低くても出るシャワーヘッドを使える。マッサージ用のシャワーヘッドは使えない
- ふろ:自動のお湯はり・保温・たし湯・追いだき。湯量は100〜500Lの間で選ぶ
- 浴槽との高さの差:浴槽が貯湯タンクより上にあるときは4mまで(2階まで)
- ヒートポンプの加熱の力:どちらも4.5kW
数字で比べる表
貯湯タンクは50mm低く10kg軽くなり、ヒートポンプも9kg軽くなります。
重さは、貯湯タンクが70kgから60kgへ、ヒートポンプが50kgから41kgへ減ります。 水を満たしたときの貯湯タンクは、440kgから430kgになります。
効率と運転音は新旧で測り方が違うので、表の数字を並べて比べることはできません。下の表は、違いを左から2番目の列に置いています。
| 項目 | 違い | HE-K37BQS(旧) | HE-J37NQS(後継) |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 約18年あとの型 | 2008年7月1日 | 2026年6月26日 |
| 生産終了 | ― | 2010年7月20日 | 今の製品 |
| メーカーの資料の値段(税込み。カッコ内は税抜き。リモコン別・工事費別) | 差は出せない | オープン価格(メーカーが値段を決めていない) | 1,060,400円(964,000円) |
| 容量 | 同じ | 370L | 370L |
| 貯湯タンクの型番 | 別の型番 | HE-K37BQ | HE-J37NQ |
| ヒートポンプの型番 | 別の型番 | HE-PK45B | HE-PJ45N |
| 貯湯タンクの寸法(高さ×幅×奥行き) | 高さが50mm低い | 1860×600×680mm | 1810×600×680mm |
| 貯湯タンクの脚 | 1本増える | 3本 | 4本 |
| 貯湯タンクの重さ(カッコ内は水を満たしたとき) | 10kg軽い | 70kg(440kg) | 60kg(430kg) |
| ヒートポンプの寸法(高さ×幅×奥行き) | 高さ18mm低く、幅19mm広く、奥行き10mm深い(計算) | 690×780×289mm | 672×799×299mm |
| ヒートポンプの重さ | 9kg軽い | 50kg | 41kg |
| 減圧弁(ふだんの給湯の圧力) | 10kPa上がる | 170kPa | 180kPa |
| 逃し弁(安全のための弁) | 安全のための値で、ふだんの圧力ではない | 190kPa | 220kPa |
| 効率 | 測り方が違うので比べられない | 年間給湯効率3.2 | 年間給湯保温効率3.7(ふろの熱を回収する機能を使った値)・3.6(使わない値) |
| ヒートポンプの運転音(春や秋の条件/冬の条件) | 測り方が違うので比べられない | 38dB/44dB(資料は「騒音」とだけ書く) | 50dB/55dB(音響パワーレベル) |
| 待機電力(リモコンの画面が点いているとき/消えているとき) | 少なくなる | 11W/5W | 約3W/約2W |
| 給湯の温度の設定 | 50℃と55℃が増える | 水・32・35・38〜47・60℃ | 水・32・35・38〜47・50・55・60℃ |
表のメーカーの資料の値段は、業者が見積もりを作るときの基準にする値段で、一般の人に売る値段ではないとパナソニックは書いています。
ヒートポンプは、配管のカバーを含めた幅が858mmから884mmへ広がります。据え付けの穴の間隔も奥行き方向で320mmから330mmに変わるので、今の置き台をそのまま使えるかは確認できません(図の数字からの推測)。
出どころは、商品図面の HE-K37BQS と HE-J37NQS、品番詳細のページ、商品ページです。
効率の数字は比べられない
HE-K37BQS の3.2は、日本冷凍空調工業会(エアコンなどのメーカーの団体)の規格で測った「年間給湯効率」です。1年を通して、使った電気に対してどれだけお湯をわかせたかを表す数字です。
HE-J37NQS の3.7は、JIS(日本産業規格。国が定めた、製品の測り方などの決まり)の2018年版で測った「年間給湯保温効率」で、ふろの保温に使った熱も数に入れています。
規格も数える中身も違うので、3.2と3.7を並べて何%よくなったとは言えません。
2017年の HE-J37JQS の 商品図面 には両方の数字が載っていて、工業会の規格で3.9、JISで3.5(ふろの熱を回収する機能を使った値)でした。
同じ規格どうしで並べると、工業会の規格では3.2から3.9へ、JISでは3.5から3.7へと、どちらも新しい型のほうが高くなっています(計算)。
運転音の数字の読み方
運転音は、春や秋の条件と冬の条件の2つで示されています。HE-J37NQS の50dB・55dBは音響パワーレベルという数え方で、HE-K37BQS の38dB・44dBと同じ物差しではありません。
HE-K37BQS の商品図面は「騒音」とだけ書いています。2017年の HE-J37JQS の図面には両方の数え方があり、音圧レベルで38dBと43dB、音響パワーレベルで50dBと55dBでした。
旧型の数字は HE-J37JQS の音圧レベルに近く、新しい型の数字は HE-J37JQS の音響パワーレベルと同じなので、運転音が大きく変わるとは読めません(推測)。
貯湯タンクの高さと今の基礎
貯湯タンクは低くなるので高さで困ることは無い見込みですが、脚が4本になるため基礎のアンカーは打ち直しになる見込みです(図の数字からの推測)。
高さは1860mmから1810mmへ50mm低くなり、幅600mmと奥行き680mmは同じなので、タンクが載る広さは今と同じです。 上の空きが狭い所でも、高さで入らなくなることは無い見込みです(推測)。
一方で、脚を留めるアンカーボルトの数と位置は変わります。業者向けに寸法をまとめた商品図面のアンカーの図で、新旧を比べました。
横はタンクの左の辺から、奥行きは正面の辺からの距離です。
| アンカー | 変わり方(計算) | HE-K37BQ(旧・脚3本) | HE-J37NQ(新・脚4本) |
|---|---|---|---|
| 後ろの2本 | 横は同じで、奥行きが11mm前へ | 左の辺から70mmと530mm・正面から622mm(計算) | 左の辺から70mmと530mm・正面から611mm(計算) |
| 前のアンカー | 真ん中の1本が左右の2本に | 1本。左の辺から300mm・正面から97mm | 2本。左の辺から70mmと530mm・正面から155mm |
| 前と後ろのアンカーの間 | 69mm短い | 525mm | 456mm |
今のアンカーの穴はそのまま使えない見込みなので、見積書に基礎のアンカーの工事が入っているかを確かめてください。 タンクが載る広さ(600×680mm)は変わりません。
新しい本体が基礎に求めること
新しい本体は、脚4か所すべてをアンカーで留め、水を満たして430kgになる重さに耐える基礎を求めています。
HE-J37NQS の 施工説明書 にある据え付けの決まりは、主に次のとおりです。
- アンカー:脚4か所すべてを、太さM12・埋め込み60mm以上のアンカーボルトで留める
- 床の強さ:水を満たすと430kgになるので、床の強さを確かめるか、コンクリートの基礎にする
- 告示:国土交通省の告示第1447号に合った据え付けにする
- ヒートポンプの台:高さ100mm以上の置き台に載せ、地面に直に置かない
今の基礎にひび割れや傾きがあるかは、家ごとに違います(要確認)。今の基礎を使うと言われたら、この決まりを満たしているかを業者に聞いてください。
2階以上に置くときと脚部化粧カバー
脚部化粧カバー(脚のまわりを隠す別売のカバー)は、旧型用が3方向(タンクの3つの面を覆う形)の AD-HEH33N-C でした。新しい型は3方向のカバーも4本脚のタンク用の別の型番なので、今のカバーは合わない見込みです(推測)。
2階以上に置くときは、別売の上部固定金具(AD-HEBD6012A)でタンクの上を留めます(施工説明書)。 集合住宅では、建物の地震対策の決まりに合った留め方を選ぶよう施工説明書が求めています。
旧型は振れ止めの金具が付属していましたが、新しい型の付属品には入っていません。
施工説明書は、建物の設備の地震対策の指針に沿った据え付け方を書いています。パナソニックの ラインアップ表 も、4本脚で地震に強い作りだとしています。
ただ、地震への強さを区分の名前で示した記載は、パナソニックの資料に見つかりませんでした(確認できず)。
付け直す配管と接続口
給水や給湯の接続口の位置が動くうえ、パナソニックは買い替えでも配管と配線を新しくするよう求めています。
給水の口は約48mm、給湯の口は約17mm横へ動き、排水の口は正面寄りに約53mm動くので、配管は付け直しになる見込みです(図の数字からの推測)。
貯湯タンクの底を上から見た配管の位置の図で、口ごとに比べました。横はタンクの右か左の辺から、奥行きは正面の辺からの距離です。
| 接続口 | 動き(計算) | HE-K37BQ(旧) | HE-J37NQ(新) |
|---|---|---|---|
| 給湯 | 真ん中寄りに17mm | 右から220mm・正面から38mm | 右から237mm・正面から38mm |
| 給水 | 真ん中寄りに48mm、奥へ3mm | 右から130mm・正面から60mm | 右から178mm・正面から63mm |
| ヒートポンプの配管(水の側) | 左へ11mm、奥へ11mm | 左から234mm・正面から36mm | 左から223mm・正面から47mm |
| ヒートポンプの配管(お湯の側) | 右へ10mm | 左から148mm・正面から45mm | 左から158mm・正面から45mm |
| ふろの往き(浴槽へお湯を送る管) | 左へ14mm | 左から125mm・正面から95mm | 左から111mm・正面から95mm |
| ふろの戻り(浴槽から戻す管) | 同じ | 左から36mm・正面から95mm | 左から36mm・正面から95mm |
| 排水 | 真ん中寄りに19mm、正面寄りに53mm | 右から54mm・正面から160mm | 右から73mm・正面から107mm |
買い替えでも配管と配線は新しくする
HE-J37NQS の施工説明書は、同じ場所での買い替えでも、配管・配線・据え付けに使う部材は新しいものを使うよう求めています。今の配管が古くなっていれば使わない、とも書いています。
ヒートポンプと貯湯タンクをつなぐ配管は、パナソニックの専用の別売部材から選びます。ほかの部材を使うときは、その部材のメーカーに使えるかを確かめるよう書かれています。
ツインチューブやゴムホースは使えません。2つの機械の間の配管は、標準で5mまで、長くても15mです。
リモコンと値段
リモコンは HE-RQWNW を新しく買うことになり、本体の値段は旧型と比べられません。
今の HE-RQFBW やボイスリモコン HE-RQVBW は使えず、新しい本体に合う HE-RQWNW(税込み64,900円・税抜き59,000円)を新しく買います。
HE-J37NQS の 商品ページ は、リモコンは別売で必要だと書いています。施工説明書の別売品の表に載るのは HE-RQWNW で、今の2つの型番は載っていません。
施工説明書は、本体とリモコンの組み合わせが違うと一部の機能が使えなくなるので、本体の型番に合ったリモコンを付けるよう求めています。
リモコンは本体の値段に入っていないので、見積書にリモコンの行があるかを確かめてください。 台所や浴室に足して付ける増設リモコン HE-RQVNZ は、31,900円(税込み。税抜き29,000円)で、要る家だけ買います。
本体の値段の呼び方
HE-J37NQS の商品ページに載っている値段は1,060,400円(税込み。税抜き964,000円)で、リモコンと工事費は入っていません。2026年3月の 発表 の、JX・JP・Jシリーズの値段の幅の下の端です。
パナソニックは商品ページで、この値段は業者が見積もりを作るときの基準にする値段で、一般の人に売る値段ではないと書いています。 業者向けの品番詳細のページは、同じ数字を「希望小売価格」の欄に出しています。
HE-K37BQS は品番詳細で「オープン価格」(メーカーが値段を決めていない)なので、新旧の値段の差は出せません。
リモコンを足すと、メーカーの資料の値段で1,125,300円(税込み。税抜き1,023,000円)です(計算)。配送や部材、工事、古い本体の引き取りの費用は入っていない、と商品ページの注にあります。
機能の違い
加わる機能は多く、HE-K37BQS から替えて無くなると分かったのは、ボイスリモコンの「呼び出す」と、わかし方の「たっぷり」「深夜のみ」です。
HE-K37BQS の 取扱説明書(2008年)と、HE-J37NQS の 取扱説明書・商品ページの「主な機能」を比べました。
加わる主な機能はウルトラファインバブル、スマホでおふろ、高温たし湯、AIエコナビなどです。 表の「何をする機能か」は、取扱説明書と商品ページの説明を短くまとめたものです。
| 機能 | 変わり方 | 何をする機能か |
|---|---|---|
| ウルトラファインバブル | 加わる | 目に見えないほど細かい泡を含んだお湯を、ふろと給湯で出す |
| スマホでおふろ | 加わる | 台所リモコンの無線LANを家のネットにつなぎ、専用のアプリでお湯はりなどを操作する |
| 高温たし湯 | 加わる | 熱いお湯を足して、ふろの温度を上げる。旧型にあるのは「たし湯」だけ |
| AIエコナビ(エコナビ保温) | 加わる | 浴室リモコンのセンサーで人がいるかを見て、保温のしかたを変える |
| ぬくもりチャージ | 加わる | ふろの残り湯の熱を貯湯タンクに戻して使う |
| ピークシフト設定・ソーラーチャージなど | 加わる | 電気代の高い時間帯を避けてわかしたり、太陽光の余った電気で昼にわかしたりする |
| 呼び出す(ボイスリモコン) | 無くなる | 台所と浴室を声で呼び出す |
| わかし方の「たっぷり」「深夜のみ」 | 無くなる | 夜にたっぷりわかして使った分を昼も足す設定と、昼は一切わかさない設定 |
| 自動配管洗浄 | どちらにもある | お湯を抜くと、ふろの配管に残った湯水を流して洗う |
このほか、商品ページの「主な機能」に載る温浴セレクトや、浴室に人がいると台所のリモコンで分かる入室サインも加わります。給湯の温度には50℃と55℃が選べるようになります。
どちらにもある機能
次の機能は、HE-J37NQS に替えたあとも同じように使えます。
- ふろの自動運転:お湯はり・保温・たし湯・追いだき・水を足す
- 配管の洗浄:お湯を抜くと始まる自動配管洗浄と、手で始める洗浄
- 台所と浴室:通話と、浴室の様子を聞く機能
- わかし方:「おまかせ」と「おまかせ節約」の運転、沸き増し、沸き上げ休止、ふろの予約。旧型の「たっぷり」「深夜のみ」は無い
- そのほか:ふろの凍結予防、非常用の取水栓、音声の案内
ボイスリモコンを使っていた家
HE-K37BQS は、通話のできるリモコン HE-RQFBW と、ボイスリモコン HE-RQVBW のどちらかを付ける型でした。HE-J37NQS で付けられるのは、通話のできるリモコンだけです。
ボイスリモコンの「呼び出す」は無くなりますが、台所と浴室の通話と、浴室の様子を聞く機能は新しい型にもあります。
取扱説明書のもくじと設定の項目で比べた範囲では、HE-K37BQS にあって新しい型に無い機能は、この「呼び出す」と、次に書くわかし方の「たっぷり」「深夜のみ」でした。
2006〜2010年の旧型番と、2017年以降のJシリーズから替えるときの違いは、関連情報に書いています。
「たっぷり」「深夜のみ」で使っていた家
HE-K37BQS の取扱説明書では、お湯のわかし方を「おまかせ節約」「おまかせ」「たっぷり」「深夜のみ」の4通りから選べました。HE-J37NQS で選べるのは「おまかせ節約」と「おまかせ」の2つだけです。
「深夜のみ」は、昼は一切わかさず夜だけわかす設定でした。新しい型で何も設定しないと昼にもわくことがあるので、夜の電気代が安い契約の家は、昼の電気代が増えかねません。
新しい型で近い使い方をするには、次の設定を使います。
- 昼停止:その日の昼のわき上げを止める。夜の時間帯になると切れる、その日だけの設定
- ダブルピークカット設定:毎日、朝4時から夜の時間帯までの間に2つの時間帯を決め、その間は自動でわかさない
- 定量沸き上げ設定:ふだんより多めにわかしたいときに「入」にする。工場から出たときは「切」
部品はいつまであるか
HE-K37BQS の修理用の部品をパナソニックが持っておくとしている期間は、2019年7月ごろに終わっています(計算)。
パナソニックの 部品の保有期間の表 では、エコキュートは製造を打ち切ってから9年か10年で、販売した年で違います。HE-K37BQS の取扱説明書は「製造打ち切り後9年」としています。
品番詳細のページでは、セットの HE-K37BQS、中の貯湯タンク HE-K37BQ、ヒートポンプ HE-PK45B の3つとも、2010年7月20日に生産を終えています。3つが同じ日なので、期間は2019年7月ごろまでと1つに決まります(計算)。
HE-K37BQS は、パナソニックが修理用の部品を持っておくとしている期間をすでに過ぎています。 取扱説明書は、持っておく期間が9年なので部品によっては用意できない場合がある、と書いています。
期間を過ぎたら修理できないとまでは書いていません。2008年7月から2010年7月の間に作られた型なので、付けてから16〜18年ほどたっている計算です。修理か交換かを決めるときは、部品の期間を過ぎていることも考えに入れてください。
HE-K37BQSの後継機種を調べる人向けの関連情報
ここからは、HE-K37BQS 以外の型番から替える場合と、交換の前に確かめておきたいことをまとめます。取り上げるのは次の5つです。
- 同じく HE-J37NQS に替わる旧型番
- 型番に記号の付く型と、460Lの場合
- ヒートポンプだけ替えられるか
- 見積書で確かめること
- 補助金の対象か
同じくHE-J37NQSに替わる旧型番
機種一覧表で HE-K37BQS と同じ行に並ぶ、2002〜2023年度の角型・370Lのフルオートは、どれも後継が HE-J37NQS です。
HE-37K3QWS(2006年度)、HE-K37AQS・HE-K37AQPS(2007〜2008年)、HE-K37DQS(2010年度)も、HE-K37BQS と同じく HE-J37NQS に替わります。
機種一覧表は HE-K37AQS と HE-K37AQPS を、2007年度の欄に「K37AQ(P)S」と1つにまとめて載せています。HE-K37AQPS の中のヒートポンプは2008年12月の発売です。
貯湯タンクの名札にあるのはタンクの型番で、セットの型番はこれに S などが付いたものです。後継はどれも同じ HE-J37NQS です。
- HE-37K3Q:セットは HE-37K3QWS
- HE-K37AQ と HE-K37AQP:セットは HE-K37AQS と HE-K37AQPS
- HE-K37BQ:セットは HE-K37BQS
- HE-K37DQ:セットは HE-K37DQS
タンクとセットの組み合わせは、品番詳細の構成品番と、パナソニックの2014年のお知らせの表で確かめました。同じ行には、ほかに次の型番も並んでいます。
- 2002〜2005年度:HE-37R1AS・HE-37R2QFS・HE-37K1QLS・HE-37K2QSS
- 2009年度と2011〜2014年度:HE-K37CQS、HE-K37EQS〜HE-K37GQCS
- 2015〜2023年度:HE-J37HQS・HE-J37JQS・HE-J37KQS・HE-J37LQS
このうち2002〜2005年度、2009年度、2011〜2015年度の型番は、無くなる機能やタンクの寸法と脚を確かめていません(確認できず)。
型番に別の文字が入る型(パワフル高圧の KU、耐塩害の E、屋内用の M、耐塩害の屋内用の F など)は別の行で、後の「型番に記号の付く型と、460Lの場合」で扱います。
下の表の部品の保有期限は、生産終了の日にパナソニックが決めている保有の年数を足したものです(計算)。
| 旧型番(セット) | 部品の保有期限(計算) | 発売 | 生産終了(セットと中の機械) | 合うリモコン |
|---|---|---|---|---|
| HE-37K3QWS | セットの日で数えると2017年8月ごろ(中の機械の日付は確認できず)。どちらにしても過ぎている | 2006年5月31日 | セットは2008年8月29日。中の貯湯タンク HE-37K3Q とヒートポンプ HE-UK45W は日付を確認できず | HE-RQF7W/HE-RQV7W |
| HE-K37AQS | 確認できず(2007年度の型で、過ぎている見込み) | 2007年度 | 確認できず | HE-RQFAW/HE-RQVAW |
| HE-K37AQPS | ヒートポンプの日で数えると2019年1月ごろ(セットとタンクの日付は確認できず)。どちらにしても過ぎている | 確認できず(中のヒートポンプ HE-PK45AP は2008年12月1日発売) | ヒートポンプは2010年1月28日。セットと貯湯タンクは確認できず | HE-RQFAWP/HE-RQVAWP |
| HE-K37BQS | 2019年7月ごろまで(9年) | 2008年7月1日 | 3つとも2010年7月20日 | HE-RQFBW/HE-RQVBW |
| HE-K37DQS | 2020年10月ごろまで(9年) | 2010年6月21日 | 3つとも2011年10月31日 | HE-RQFDW/HE-RQVDW |
出どころ:機種一覧表、品番詳細のページ、取扱説明書(HE-37K3QWS・HE-K37AQPS・HE-K37DQS)、HE-K37AQS の 商品図面。保有の年数は、どの型の取扱説明書も「製造打ち切り後9年」です。
2006〜2008年の旧型番で違うところ
HE-37K3QWS・HE-K37AQS・HE-K37AQPS から替えるときは、HE-K37BQS と次の点が違います。いちばん大きいのは、HE-37K3QWS の今のタンクが新しいタンクより幅も奥行きも大きいことです。
- HE-37K3QWS の大きさ:今のタンクは高さ1815×幅667×奥行き700mmで、新しいタンクは幅が67mm・奥行きが20mm小さく、高さは5mm低い(計算)。アンカーの図の数字は、どこからどこまでかを読み切れなかった(要確認)
- HE-K37AQS・HE-K37AQPS の高さ:今のタンクは高さ1880mmで、新しいタンクは70mm低い(計算)。前のアンカーは HE-K37BQ より10mm正面寄りと読める(施工説明書の文字からの推測)
- 脚:どれも3本で、HE-K37BQS と同じく基礎のアンカーの位置が変わる
- 重さ:今の貯湯タンクは HE-37K3Q が76kg、HE-K37AQ・HE-K37AQP が80kgで、新しいタンクは60kg
- 給湯の圧力:どれも減圧弁が170kPaで、180kPaに上がる
- ふろの湯量の決め方:HE-37K3QWS は、湯量でなく水位(15段階・2.5cmきざみ)で決めていた。新しい型は湯量(100〜500L・20Lきざみ)で決める
- ボイスリモコン:HE-RQV7W、HE-RQVAW、HE-RQVAWP を付けていた家は、「呼び出す」が無くなる
- わかし方:HE-37K3QWS と HE-K37AQPS の取扱説明書では「おまかせ」「たっぷり」「深夜のみ」「節約」の4通り。新しい型では「たっぷり」と「深夜のみ」が無くなる
- 効率:HE-K37AQS・HE-K37AQP は工業会の規格で3.1。HE-37K3QWS は1年を通した効率の数字が資料に無い(確認できず)
自動配管洗浄は2006年の HE-37K3QWS にもありますが、工場から出たときは「切」の設定でした。新しい型でも使い続けられます。
HE-37K3QWS は、品番詳細の「希望小売価格」の欄に670,000円(税抜き)が残っています。HE-J37NQS の税抜き964,000円との差は294,000円です。
ただ、20年の時点の違いと値段の種類の違いがあるので、目安にしかなりません(計算)。
2010年のHE-K37DQSから替えるとき
2010年度の HE-K37DQS は、2011年の 取扱説明書 と 施工説明書 で確かめました。
エコナビ、高温たし湯、給湯の50℃・55℃はすでに付いているので、HE-K37BQS から替えるより加わる機能は少なくなります。 一方で、リズムeシャワーは無くなります。
- 新しく加わる機能:ウルトラファインバブル、スマホでおふろ、ぬくもりチャージ、温浴セレクト、ピークシフト設定などの電気代の機能、ソーラーチャージ、入室サイン(取扱説明書に言葉が出てこないものを数えた)
- 貯湯タンク:高さ1810×幅600×奥行き680mmで新しい型と同じ大きさ。ただ脚は3本で、アンカーの図の数字も HE-K37BQ と同じなので、基礎は同じく打ち直しになる見込み(推測)
- 重さ:貯湯タンク67kg・ヒートポンプ48kgから、60kg・41kgへ
- 効率:工業会の規格で3.4。新しい型の3.7とは規格が違うので比べられない
- ボイスリモコン:HE-RQVDW を付けていた家は、「呼び出す」が無くなる
- リズムeシャワー:HE-K37DQS には、一定のリズムでお湯を出して節水するシャワーの機能(浴室リモコンで弱・強・切を選ぶ)があった。HE-J37NQS の取扱説明書と商品ページの「主な機能」には載っておらず、無くなる
2017年以降のJシリーズから替えるとき
2017〜2023年度の HE-J37JQS・HE-J37KQS・HE-J37LQS も同じ行で、後継は HE-J37NQS です。
この3つから替えると、シャワーのお湯の温度と量を一定のリズムで変える「リズムeシャワープラス」(お湯の節約にもなる)が無くなります。 2010年度の HE-K37DQS にあった前の世代の「リズムeシャワー」も同じです。
2017年の 発表 と、HE-J37KQS・HE-J37LQS の商品ページの「主な機能」には載っていますが、HE-J37NQS の取扱説明書と「主な機能」には載っていません。
この3つから替えるときは、ほかに次の点も違います。
- リモコン:HE-J37JQS の HE-RQFJW、HE-J37KQS の HE-RQWKW、HE-J37LQS の HE-RQWLW は、どれも新しい型の施工説明書の別売品の表に載っていない。あとの2つは新しい型と同じ無線LAN付きだが使えず、HE-RQWNW(税込み64,900円)を新しく買う
- 貯湯タンク:HE-J37JQS は高さ1810mm・重さ64kg。脚は4本と見られるが、370Lの図を確かめていないので、アンカーの位置が新しい型と同じかは分からない(推測)
- 値段:2017年の発表の HE-J37JQS は税抜き745,000円(工事費別)で、HE-J37NQS の税抜き964,000円との差は219,000円。種類も時点も違う値段どうしなので、差は目安(計算)
2014年のリコールの表に載る型番
HE-37K3QWS、HE-K37AQS(HE-K37AQPS)、HE-K37BQS、HE-K37DQS は、どれもパナソニックが2014年に出した無料点検・部品交換のお知らせの表に載っています。
お知らせ の理由は、ヒートポンプの中の圧縮機がまれに塩分などで腐食して壊れ、本体が変形することがあるためです。ヒートポンプの作られた時期によっては、対象から外れる場合もあります。
点検を受けたか分からなければ、お知らせのページで貯湯タンクの型番を確かめて、窓口に連絡してください。点検と部品交換は無料です。
2022年には、点検で部品が正しく交換されていなかった一部の製品について 再点検のお知らせ も出ていて、対象の家にはパナソニックから書面が届くとしています。
お知らせは、点検を名目に関係のない工事を勧める業者がいると注意しています。点検と部品交換の作業でパナソニックが前もって案内する業者のほかは、パナソニックとは関係がないとしています。
型番に記号の付く型と、460Lの場合
型番に記号の付く型や460Lは、機種一覧表で別の行に並び、後継の型番も別になります。
370Lで型番に記号の付く型は、機種一覧表で次の型番に替わります。値段はメーカーの資料の値段で、リモコン別・工事費別です。
- 耐塩害(型番の末尾に E):海の近くなど、塩の害を受けやすい場所の型。HE-K37BQES の後継は HE-J37NQES で、税込み1,115,400円(税抜き1,014,000円)。補助は10万円
- パワフル高圧(型番に KU):ふつうの型より給湯の圧力が高い型。HE-KU37BQS の後継は、ウルトラ高圧の HE-JU37NQS で、税込み1,179,200円(税抜き1,072,000円)。補助は10万円
- 屋内用(型番に M):HE-K37BQMS は Jシリーズには来ず、NSシリーズを経て Sシリーズの HE-S37NQMS に替わると読める。値段と中身は確かめていない(確認できず)
- 耐塩害の屋内用(型番に F):HE-K37BQFS も Jシリーズには来ない。表では2017年度の HE-J37JQFS のあと Nシリーズの行へ移り、2026年は耐塩害と屋内設置の印が両方付く HE-N37NQFS と読める。値段と中身は確かめていない(確認できず)
460Lの HE-K46BQS の後継は HE-J46NQS(税込み1,158,300円・税抜き1,053,000円)で、補助は同じく10万円です。 460Lの貯湯タンクは新旧とも高さ2170mmで、370Lのように低くはなりません。
ヒートポンプだけ替えられるか
パナソニックはヒートポンプだけを売っていないので、ヒートポンプだけの交換はできない見込みです。
パナソニックの よくある質問 は、ヒートポンプだけも、貯湯タンクだけも、単品では売っていないと答えています。
HE-K37BQS の 施工説明書 も、貯湯タンクは必ずヒートポンプとつなぐよう書いています。
品番詳細では、HE-K37BQS のヒートポンプ HE-PK45B の後継品に HE-PK45D が載っていますが、これも生産を終えた型です。今のヒートポンプを古い貯湯タンクにつないでよいと書いた資料は、確かめた中にありません。
国の補助も、新品の本体(貯湯タンクとヒートポンプの組み)を丸ごと付ける工事が対象で、ヒートポンプだけの交換は対象になりません(国の よくある質問(リフォーム工事))。
見積書で確かめること
本体のほかに、施工説明書で必ず使うとされる部材と工事が見積書に入っているかを確かめます。
下の表で「必ず」とした部材と工事は、本体の値段とは別に見積書に入るはずです。 「好みで」「必要なら」とした品目は、家に合わせて要るかを業者と決めます。
HE-J37NQS の施工説明書と、商品ページの 部材のめやす を突き合わせて作りました。施工説明書の部材の型番は、370Lと460Lで分かれていません。
| 品目 | 要るか | 部材の型番 | メーカーの資料の値段(税込み。カッコ内は税抜き) |
|---|---|---|---|
| リモコン(台所と浴室) | 必ず(本体に入っていない) | HE-RQWNW | 64,900円(59,000円) |
| リモコンの線 | 必ず。パナソニック専用のシールド付きを使う | AD-HERSB-210(10m) | 1本4,400円(4,000円)。部材のめやすでは2本 |
| ヒートポンプの配管 | 必ず。専用の部材から選ぶ | セット AD-HHSJ10PB1(管10m)。2つの機械の間が長くて足りなければ AD-HEPHB2025(25m)と継手 AD-HTSJ10PB1 | セットは40,172円(36,520円)。長いときの部材は確認できず |
| ヒートポンプとタンクをつなぐ電気の線 | 必ず | セット AD-HHSJ10PB1 に線と管が入る | セットに含む |
| 給水側止水栓(水を止める栓) | 必ず付ける | AD-HESB67UAB | 6,050円(5,500円) |
| 排水エルボ(排水口に付ける曲がった管) | 必ず | AD-HHTR13A | 5,610円(5,100円) |
| ふろ接続アダプター(浴槽の壁の口に付ける部品) | 必ず | AD-HQJAB-LH(L型)か AD-HQJAB-SH(S型) | L型は7,590円(6,900円) |
| ふろの配管と継手 | 必ず(長さで変わる) | AD-HWPEB310(10m)と AD-HSSAA-PT3(2個入りを2セット) | 15,708円(14,280円)と、2セットで2,640円(2,400円) |
| アンカーボルト | 必ず(脚4か所) | AD-HEAB40RA(木の床は AD-HEAB41WA) | 4,510円(4,100円) |
| ヒートポンプの置き台 | 必ず(高さ100mm以上) | CZ-UB4-C など | 確認できず |
| 脚部化粧カバー | 好みで | AD-HEJP4NA-C(樹脂・4方向)か AD-HEH44NA-C(鋼板・4方向)。3方向(AD-HEJP3NA-C・AD-HEH43NA-C)もある | 4方向14,960円(13,600円)、3方向12,210円(11,100円) |
| 上部固定金具 | 2階以上に置くとき(集合住宅は建物の地震対策の決まりに合わせる) | AD-HEBD6012A | 確認できず |
| 専用のブレーカー、電源の線、アースの工事 | 必ず | 市販品とアース棒 AD-3200C | 公式の値段なし |
| 給水・給湯・排水の配管 | 必ず | 市販品 | 公式の値段なし |
| 凍結予防ヒーター | 寒い地域など | AD-HEDF51A | 確認できず |
| 増設リモコン | 必要なら | HE-RQVNZ | 31,900円(29,000円) |
商品ページの部材のめやすは、表のうち9品の例で、合計106,040円(税込み。税抜き96,400円)です。脚部化粧カバーは樹脂製か鋼板製のどちらか1つで数えています。
この合計には好みで付けるカバーの14,960円(税込み)が入り、置き台やブレーカー、給水・給湯の配管と工事費は入っていません。この合計には、必ず買うリモコンの64,900円(税込み)も入っていません。
旧型のときから変わる部材
HE-K37BQS のころの 施工説明書 と比べると、次の部材は、旧型のときと扱いが変わります。
- リモコンの線:旧型はふつうのリモコンコードでよく、雑音を防ぐ覆いの付いたシールド付きは電磁波の強い場所だけだった。新しい型は、パナソニック専用のシールド付きを使うよう指定している
- 給水側止水栓:旧型は配管のセットに入っていた(AD-HESB66A)。新しい型は別売で、必ず付ける
- アンカーボルト:旧型は脚3か所用(AD-HEAB23R)、新しい型は脚4か所用
- 脚部化粧カバー:旧型は3本脚用の AD-HEH33N-C(370L用・3方向)。新しい型は4本脚用(3方向・4方向)
- タンクの上を留める金具:旧型は振れ止めの金具が付属していた。新しい型は、2階以上などで別売の上部固定金具を使う
見積もりの段階で業者に聞いておくこと
工事の中身として、次の点を見積もりの段階で業者に聞いておくと、あとで食い違いません。
- 配管と配線を新しくするか:施工説明書は、買い替えでも新しい部材を使うよう求めている
- 電気の工事が入っているか:単相200Vの専用のブレーカーが要り、電気工事士が貯湯タンクとヒートポンプの両方にアースの工事(D種接地工事)をする
- 電力会社との契約:施工説明書は契約の中身を確かめるよう求めている。2016年3月31日以前に結んだ電力の契約を続けるなら、試運転のときにリモコンで電力会社の設定を合わせる
- 古い本体の取り外しと処分:商品ページの値段には引き取りの費用が入っていないので、見積書に入っているかを聞く
- 補助金の申請:国に登録した業者か、補助金を工事代金から引くのか現金で払い戻すのか、申請の手数料を取るかを聞く(次の「補助金の対象か」)
- 契約の形:本体を自分で買い、取り付けだけを頼むと補助の対象にならないので、本体と工事が1つの契約になっているかを聞く
- 年末が近いときの日程:12月31日までに工事を終えて、業者が補助金の申請を出せる日程かを聞く
補助金の対象か
HE-J37NQS は性能の上乗せが付く機種で、補助は1台10万円です。
国に登録した業者と契約して取り付ければ、受け取れるのは1台10万円(基本の7万円と上乗せの3万円)です。
国の補助対象製品の検索(HE-J37NQS)では、効率3.7で、本体だけで補助の条件を満たす機種として載っています。
パナソニックの 補助金のページ(2026年9月時点)も、Jシリーズのフルオートを10万円の欄に入れています。
補助を受けられる頼み方
給湯省エネ2026事業の補助を受けるには、国に登録した業者に、本体と取り付けの工事をまとめて頼む必要があります。
- 補助を受けられるのは、国に登録した業者(給湯省エネ事業者)と工事の契約を結んで取り付けた場合だけです。登録していない業者と契約すると、補助の対象になりません(国のトップページ、国の対象要件の詳細のページ)
- 見積もりを出した業者が登録しているかは、国の 給湯省エネ事業者の検索 で調べられます。ただ、このページに載っているのは名前を出すことを希望した業者だけなので、載っていなければ業者に直接聞いてください
- 補助金の申請と受け取りは業者がします。家の人が自分で申請することはできません(国の申請手続きの詳細のページ)
- 補助金は、業者が工事代金に充てるか、現金で払い戻すかのどちらかで戻ってきます(現金のときは、業者に補助金が入ってから2か月以内)。どちらにするかと、申請の手数料を取るかどうかは、業者と結ぶ国の決まった書類(共同事業実施規約)で決めます(国の申請手続きの詳細のページ)
補助の対象にならない場合
機種が対象で、登録した業者に頼んだ場合でも、次の頼み方や工事では補助を受けられません(国の対象要件の詳細のページと、国の よくある質問(リフォーム工事))。
- 本体を自分で買い、取り付けだけを業者に頼んだ場合
- 自分で取り付けた場合
- 工事の契約を結ぶ前に工事を始めた場合
- ヒートポンプだけを替えた場合。補助の対象は、新品の本体(貯湯タンクとヒートポンプの組み)を丸ごと取り付ける工事です
工事を始める日と申請の期限
2025年11月28日以降に、給湯器の取り付けを始めた工事が対象です。 見積もりや現場の下見は、工事を始めたことに入りません(国の対象要件の詳細のページと、国のよくある質問(リフォーム工事))。
- 補助金の申請は、工事が終わって引き渡されたあと(または給湯器を使い始めたあと)に業者が出し、受付は予算の上限に達した時点で終わります(遅くとも2026年12月31日まで)。このため、12月31日までに工事を始めるだけでは足りず、工事を終えて業者が申請を出すところまでを間に合わせる必要があります(国の申請手続きの詳細のページと、国の対象要件の詳細のページから言えること)
- 業者は、工事を始めたあとに「申請の予約」(予算を一定の期間確保しておく手続き)を出すこともでき、予約の受付は遅くとも2026年11月16日までです。予約をするかどうかは業者が決めます(国の申請手続きの詳細のページ)
- 予算に対して申請がどれだけ出ているかは、国のサイトで毎日午前中に更新されています。最新は、国の 補助金の申請額の推移のページ で見てください
補助の金額と上乗せの条件
補助は、エコキュート1台につき7万円(基本額)です。 省エネの性能が高い機種には、3万円が足されます(国の対象要件の詳細のページ)。
3万円が足されるのは、年間給湯保温効率が国の2025年度の目標の値より0.2以上高い機種です。目標の値は、貯湯タンクの数と容量、一般地向けか寒冷地向けかで決まっています(国のエコキュートのページ)。
表のカッコの中は、目標の値に0.2を足した計算で、この値以上なら3万円が足されます。
| 貯湯タンクの数と容量 | 一般地向けの目標の値(3万円が足される効率) | 寒冷地向けの目標の値(3万円が足される効率) |
|---|---|---|
| 1つ・320L未満 | 3.1(3.3以上) | 2.7(2.9以上) |
| 1つ・320L以上550L未満 | 3.5(3.7以上) | 2.9(3.1以上) |
| 1つ・550L以上 | 3.2(3.4以上) | 2.7(2.9以上) |
| 2つ以上 | 3.0(3.2以上) | 2.7(2.9以上) |
| 少人数の世帯向けの機種 | 3.0(3.2以上) | 2.7(2.9以上) |
古い電気温水器(2万円)や電気蓄熱暖房機(4万円)を外す場合にも上乗せがありますが、エコキュートを外しても上乗せはありません。(国の対象要件の詳細のページの注記)
HE-J37NQSの上乗せと、勧められた型番の確かめ方
HE-J37NQS の年間給湯保温効率は3.7で、370Lで貯湯タンクが1つの一般地向けの上乗せの基準(3.7以上)と同じ値なので、3万円が足されます。
- 3.7の測り方:ふろの残り湯の熱をタンクに戻す「ぬくもりチャージ」を使って測った値です(ラインアップ表 の注)。国の検索を上乗せの条件で絞っても、HE-J37NQS は出てきます
- ひとつ前のJシリーズ:2023年度の HE-J37LQS は効率が3.6で上乗せが付かず、補助は7万円です。 型番の「N」と「L」の1文字の違いなので、見積書の型番を確かめてください
- セミオートと給湯専用:パナソニックの補助金のページは、セミオートと給湯専用のJシリーズを7万円の欄に入れています。フルオートの HE-J37NQS かどうかも型番で確かめてください
- 省エネの性能が下がる機器:国は補助の対象外にしています。HE-K37BQS の3.2とは測り方が違いますが、同じ規格で測った2017年の型の数字をはさむと新しい型のほうが高く、当たらない見込みです(推測)
