三菱の給湯専用のエコキュート SRT-N372(370L・2016年7月発売)の後継は、SRT-N377(2025年6月発売)です。容量や置き場所の広さ、ふだんの給湯の圧力は変わりません。
給湯専用なので、旧型にも後継にもふろの自動運転や追いだきはありません。主に変わるのは、機械どうしをつなぐ配管と給水と給湯の接続口の位置、効率とリモコン、いくつかの機能と値段です。
SRT-N377 は、国の補助金(省エネの給湯器への買い替えを補助する「給湯省エネ2026事業」)の対象です。国に登録した業者と契約して取り付ければ1台7万円で、性能の上乗せは付きません。
補助金の申請は工事が終わったあとに業者が出し、受付は遅くとも2026年12月31日までです。三菱が SRT-N372 の修理用の部品を持っておくとしている期間は、計算すると2027年までです。
SRT-N372とSRT-N377の違い
ここでは、SRT-N372 を SRT-N377 に替えたときに変わることと変わらないことを、項目ごとに見ていきます。まとめのあと、次の順に取り上げます。
- 数字の表
- 置き場所と基礎
- 付け直す配管
- 替わる部品
- 機能と、おふろのお湯の入れ方
- シャワーの勢い
- 修理用の部品がいつまであるか
結論:交換で変わること
変わるのは機械とリモコンの型番、配管と接続口の位置、効率、機能、値段で、容量と置き場所の広さは変わりません。
SRT-N372 の後継が SRT-N377 であることは、三菱の業者向けサイト WIN2K の SRT-N372 のページ で確かめました。
三菱の 後継機種一覧表(2025年5月現在) でも、SRT-N372 と同じ行の右端に SRT-N377 が載っています。
三菱の ラインアップ表 では、SRT-N377 は Vシリーズの中の「給湯専用」の型として載っています。
エコキュートは、ヒートポンプ(外の空気の熱でお湯をわかす、屋外に置く機械)と、貯湯タンク(わかしたお湯をためておく背の高いタンク)の2つの機械でできています。
SRT-N377 に替えると変わること
2つの機械とリモコンの型番、2つの機械をつなぐ配管、給水と給湯の接続口の位置、効率、いくつかの機能と値段が変わります。
1つずつ並べると、次のとおりです。
- 2つの機械が、どちらも別の型番になる。ヒートポンプは SRT-MU452-A から SRT-MU417-V へ、貯湯タンクは SRT-NT372 から SRT-NT377 へ
- リモコンが、台所に置く給湯専用リモコン RMCB-N2 から RMCB-N7(無線LANの部品が入ったもの)に替わる。リモコンは本体に入っていないので、新しく買う
- ヒートポンプと貯湯タンクをつなぐ配管が、市販品から三菱の別売部品に替わり、付けてから10年以内の取り替えを求められる
- 給水と給湯の接続口の位置が、納入仕様書(寸法や部品を業者向けにまとめた三菱の書類)の図で、給湯の口は横に約50mm、給水の口は横に約24mm動いている。この2本の配管は付け直しが要る見込み(図の数字からの推測)
- 年間給湯効率(1年を通して、使った電気に対してどれだけお湯をわかせたかを表す数字。大きいほど電気が少なくて済む)が3.2から3.5へ。測り方の決まりの版が違うが、約9%大きくなると考えられる(推測と計算)
- 機能では、使ったお湯の量が決めておいた量を超えると知らせる「給湯ガイド」が加わり、台所リモコンの「節電モード」が無くなる。別売の部品を足さなくても、標準のリモコンでスマホとつなげるようになる
- 給水の止水栓(水を止める栓)は、SRT-N372 では市販品を付けていたが、SRT-N377 では本体に組み込まれている
- メーカーの資料の値段(税抜き・リモコン別)は 305,000円高い(目安)。三菱が業者の見積もりの基準として載せている値段で、一般の人に売る値段ではない
SRT-N377 に替えても変わらないこと
容量、床に置く広さ、ふだんの給湯の圧力、ふろの機能が無いことは、SRT-N372 と SRT-N377 で同じです。
- どちらも三菱の370L・角形(薄型ではない形)・給湯専用(ふろの自動運転が無い型)・一般地向け(寒冷地向けではない型)
- ヒートポンプの寸法(高さ715×幅800×奥行き285mm)、貯湯タンクの幅630mmと奥行き760mm、脚を留める位置
- ふだんの給湯の圧力(どちらも180kPa。kPaはキロパスカルと読む圧力の単位)
- 浴槽へのお湯の入れ方(どちらも蛇口からお湯を入れる。ふろの配管も浴槽アダプターも無い)
- 脚を留めるアンカーボルトと、リモコン線の型番
- 給湯の温度の選び方(水、35〜48℃を1℃ずつ、50℃、60℃)
数字で比べる表
容量、ヒートポンプの寸法、ふだんの給湯の圧力は、SRT-N372 と SRT-N377 で同じです。
ヒートポンプは5kg軽くなり、年間給湯効率は3.2から3.5へ、約9%大きくなると考えられます(推測と計算)。運転音だけは測り方が違うので、数字を並べて比べられません。
次の表では、2つの型番の違いを左から2番目の列にまとめました。表の JIS は、国が定めた製品の測り方などの決まり(日本産業規格)です。
| 項目 | 違い | SRT-N372(旧) | SRT-N377(後継) |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 約9年新しい | 2016年7月8日 | 2025年6月2日 |
| 生産終了 | ― | 2017年(月は書かれていない) | 今の製品 |
| メーカーの資料の値段(税抜き・リモコン別) | 305,000円高い(目安) | 665,000円(販売が終わった時点) | 970,000円 |
| タンクの容量 | 同じ | 370L | 370L |
| ヒートポンプの型番 | 別の型番 | SRT-MU452-A | SRT-MU417-V |
| 貯湯タンクの型番 | 別の型番 | SRT-NT372 | SRT-NT377 |
| ヒートポンプの寸法(高さ×幅×奥行き) | 同じ(右の側面の配管カバーの出っ張りは70mmから65mmへ) | 715×800×285mm | 715×800×285mm |
| ヒートポンプの重さ | 5kg軽い | 44kg | 39kg |
| 貯湯タンクの寸法(高さ×幅×奥行き) | 高さが10mm低い | 1830×630×760mm | 1820×630×760mm |
| 貯湯タンクの重さ(カッコ内は水を満たしたとき) | 1kg重い | 56kg(426kg) | 57kg(427kg) |
| 減圧弁(ふだんの給湯の圧力) | 同じ | 180kPa | 180kPa |
| 逃し弁(安全のための弁) | 同じ | 193kPa | 193kPa |
| 年間給湯効率 | 0.3大きい(約9%。推測と計算) | 3.2(2011年版のJISで表示) | 3.5(2018年版のJISで表示) |
| 春や秋の条件の加熱能力(カッコ内は消費電力) | 表示は0.4kW小さい(SRT-N377 は最大4.5kWで運転すると注記がある) | 4.5kW(0.99kW) | 4.1kW(0.90kW) |
| ヒートポンプの運転音(春や秋の条件/冬の条件) | 測り方が違うので比べられない(音圧レベルと音響パワーレベルは、測り方の違う2つの数え方) | 38dB/43dB(音圧レベル) | 51dB/55dB(音響パワーレベル) |
| 最大電流 | 同じ | 16A | 16A |
出どころ:WIN2K の SRT-N372 と SRT-N377 のページ、納入仕様書の SRT-N372 と SRT-N377
メーカーの資料の値段と、リモコンを足した値段
表の値段は、三菱の業者向けサイト WIN2K に載っている値段です。三菱は、業者が見積もりを作るときの基準にする値段で、一般の人に売る値段ではないと書いています。
SRT-N372 の値段は、販売が終わった時点(2017年)のものです。SRT-N377 のほうが 305,000円高いのは、販売が終わった時点の値段と今の値段の差なので目安です(計算)。
リモコンを足すと、SRT-N372 は 683,000円(RMCB-N2 の 18,000円を足す)、SRT-N377 は 1,007,000円(RMCB-N7 の 37,000円を足す)で、差は 324,000円です(どれも税抜き。目安。計算)。
SRT-N377 の 1,007,000円は、三菱の 価格一覧表 の「本体+リモコン」の値段と同じです。工事費を含めて実際に払う値段ではありません。
年間給湯効率の比べ方
年間給湯効率は、給湯に使えた熱を、使った電気で割った数字です。給湯専用はふろの保温をしないので、名前に「保温」が付きません。
JIS は2018年に改められました。SRT-N372 の3.2は2011年版、SRT-N377 の3.5は2018年版で表示した値です。
三菱は SRT-N374 から SRT-N376、SRT-N376-2 までの納入仕様書で、その型番の2018年版の値は2011年版の値と同じだと書いています。効率3.5の SRT-N376-2 でも同じです。
SRT-N377 の納入仕様書には、この書き方はありません。それでも、3.2と3.5は比べてよく、約9%大きくなると考えられます(推測と計算)。実際の値は、使い方や地域で変わります。
三菱の Vシリーズの製品ページ は、SRT-N377 の欄でも「年間給湯保温効率」と書いています。納入仕様書とラインアップ表の呼び名は「年間給湯効率」です。
運転音の比べ方
運転音の2つの数字は、春や秋の条件と冬の条件で測った値です。音圧レベルと音響パワーレベルは、測り方の違う2つの数え方で、数字の大きさをそのまま比べられません。
SRT-N372 の納入仕様書には、2011年版の音圧レベルの値しか載っていません。同じ測り方の値どうしで比べられる旧型番は、関連情報の「ほかの旧型番」で取り上げます。
置き場所と基礎はそのまま使えるか
床に置く広さ(貯湯タンクの幅と奥行き)とヒートポンプの寸法、脚を留める位置は、納入仕様書の図で同じです。
今の置き場所と基礎の位置は、そのまま合う見込みです(図の数字が同じことからの推測)。同じだった数字は、次のとおりです。
- 貯湯タンクの幅630mm・奥行き760mm
- 脚を留めるアンカーボルトの位置(横方向に 67・248・248・67mm、奥行き方向に 534mm)と、アンカーボルトの型番 GZ-B1F
- ヒートポンプの寸法(715×800×285mm)
- ヒートポンプを載せる台(簡易基礎)に求める強さ:どちらも、載せてよい重さの目安(許容荷重)が0.4kN以上(kNは力の単位)
違うところもあります。置き場所に関わるものは、次の3つです。
- 貯湯タンクの高さ:1830mmから1820mmへ、10mm低くなる
- ヒートポンプの配管カバーの出っ張り:右の側面で70mmから65mmになる
- 簡易基礎の奥行き:SRT-N372 の納入仕様書にあった「奥行き700mm以上」の書き方が、SRT-N377 の納入仕様書には無い
今の基礎を使い続けるときに確かめること
今の基礎にひび割れや傾きがないかは、家ごとに違います(要確認)。
SRT-N377 の 納入仕様書 が貯湯タンクに求めることは、次のとおりです。
- 国土交通省の告示第1447号に合った据え付けにすること
- 水を満たすと 427kg になる貯湯タンクを載せること
- コンクリートの強さ(圧縮強度)が18MPa以上(MPaはコンクリートの強さの単位)
- アンカーボルトが引き抜かれる力に12kN以上耐えること
今の基礎をそのまま使うと言われたら、これを満たしているかを業者に聞いてください。
2階以上や屋内に置いているとき
置く階で条件が変わります。地震への強さの区分(日本建築センターの指針にもとづく区分で、強いほうから S、A、B)は、SRT-N377 を1階や地面に置いて標準の留め方(アンカーボルト3本)をすれば、いちばん強い S です。
一方、屋内や2階以上に置くときは、型番に「D」の付く型を選び、タンクの上部を壁に留めることになっています(納入仕様書)。
SRT-N377 そのものは、屋内や2階以上に置く型ではありません。370Lと460Lの給湯専用で、一般地向けの「D」の付く型は、WIN2K の検索では見当たりませんでした(180Lの SRT-N186D にはあります)。
国の補助対象製品の一覧には SRT-N377D で始まる型番(SRT-N377D-BSG など)が載っていますが、一般に売られている型番かは確認できませんでした。
今の貯湯タンクが2階以上や屋内にある場合は、どの型番が勧められているかを業者に確かめてください(要確認)。
付け直す配管
ヒートポンプと貯湯タンクをつなぐ配管が三菱の別売部品に替わり、給水と給湯の2本の配管も付け直しが要る見込みです。
給水と給湯の接続口の位置
給水と給湯の接続口の位置が変わるので、その2本の配管は付け直しが要る見込みです(図の数字からの推測)。
貯湯タンクを上から見た配管の位置の図(納入仕様書の3ページ)で、横の位置を比べると次のとおりです。横の位置は、貯湯タンクの真ん中の線からの距離です。
| 接続口 | 動く量(計算) | SRT-N372 | SRT-N377 |
|---|---|---|---|
| 給湯 | 横に約50mm | 真ん中の線から左へ43mm | 真ん中の線から右へ7mm |
| 給水 | 横に約24mm | 真ん中の線から右へ47mm | 真ん中の線から右へ71mm |
図の下の辺(接続口が並ぶ側の外形線)からの距離も、給湯の口は54mmから69mmへ、給水の口は60mmから49mmへ変わります。
給湯専用の貯湯タンクには、ふろの往き・戻りの口(浴槽へお湯を送る管と、浴槽から戻す管をつなぐ口)がありません。
ヒートポンプと貯湯タンクをつなぐ配管
SRT-N372 から SRT-N377 に替えると、ヒートポンプと貯湯タンクをつなぐ配管は、市販品から三菱の別売部品に替わります。2つの型番の扱いは次のとおりです。
- SRT-N372 の納入仕様書では、市販の配管を使う扱い
- SRT-N377 の納入仕様書では、三菱の別売部品を使う扱い。長さ5m以下なら GT-KPSET5(32,500円)、5mを超えるなら GT-KP25(25mの配管1本で62,400円。要る長さの分を使う)と、配管どうしをつなぐ継手 GT-KPTGSET(19,500円)。値段はどれもメーカーの資料の値段(税抜き)です
- SRT-N377 の納入仕様書には、この配管を据え付けてから10年以内に取り替えるよう書かれています。 取り替えないと配管が傷んで水が漏れるおそれがある、という理由です
- 納入仕様書は、取り替えるときに床や壁、天井の工事が要らないように配管することも求めています
製品を入れ替えるときの配管と配線
SRT-N377 の 据付工事説明書(工事をする業者向けの三菱の説明書)は、製品を入れ替えるときは配管と配線も入れ替えるよう求めています。
やむを得ず今の部材を使う場合は、正常に使えることを確かめることになっています。
同じ説明書には、ふろの配管を洗うことや水漏れの検査の決まりもありますが、給湯専用にはふろの配管が無いので関係しません。
替わる部品(リモコン・カバー)
リモコンとカバー、防雪架台は型番が替わり、アンカーボルトやヒートポンプに付ける部品は同じ型番です。
リモコン、脚部カバー、けこみカバー、雪の多い地域で使う防雪架台は型番が替わります。 リモコンと、貯湯タンクのまわりに付ける部品の型番を表に並べました。
| 部品 | SRT-N372(カッコ内はメーカーの資料の値段、税抜き) | SRT-N377(カッコ内はメーカーの資料の値段、税抜き) |
|---|---|---|
| 給湯専用リモコン(台所に置く1台) | RMCB-N2(18,000円) | RMCB-N7(37,000円・無線LANの部品入り) |
| 脚部カバー(貯湯タンクの脚のまわりを前から隠すカバー) | GT-L460A(13,500円) | GT-M460W(13,500円) |
| けこみカバー(貯湯タンクの下の部分に付けるカバー) | GT-L460HC(10,000円) | GT-L460HCA(10,000円) |
| 防雪架台(雪の多い地域でヒートポンプを高く置く台) | GT-124A-A(23,000円) | GT-124B-A(56,000円) |
| 風向ガイド/防雪カバー/ファン保護ルーフ(ヒートポンプに付ける部品) | GT-137A/GT-127B/GT-134A | 同じ |
| アンカーボルト | GZ-B1F | GZ-B1F(同じ) |
| リモコン線 | LM-620B(20m)/LM-650B(50m) | LM-620B/LM-650B(同じ) |
出どころ:WIN2K の SRT-N372 の別売部品、SRT-N377 の別売部品、各型番の納入仕様書
新しい本体に使えるリモコン
リモコンは本体に入っておらず、新しい本体に合うリモコンを必ず新しく買います。
SRT-N377 の納入仕様書では、給湯専用リモコン RMCB-N7 が取り付けに必ず要る部品とされています。据付工事説明書の表紙にも、リモコンはどの機種も別売だと書かれています。
今のリモコン(RMCB-N2)は、新しい本体に使う部品として資料に載っていません。据付工事説明書のエラーの一覧には、ほかの機種のリモコンをつないだときの項目があります。
給湯専用のリモコンは台所に置く1台だけで、浴室のリモコンはありません。
カバーは使い続けられるか
今の脚部カバー・けこみカバー(GT-L460A・GT-L460HC)を新しい本体に付けられるかは、資料に書かれていません(確認できず)。付けたい場合は業者に聞いてください。
脚部カバーとけこみカバーは、付けるならどちらか1つを選ぶ部品です(納入仕様書)。
機能の違いと、おふろの入れ方
ふろの機能はどちらにも無く、加わるのは給湯ガイドと標準のリモコンでのスマホとのつながり、無くなるのは節電モードです。
各年の取扱説明書の機能の一覧(SRT-N372・SRT-N377)と納入仕様書で比べました。
SRT-N377 で加わるのは、給湯ガイドと、標準のリモコンでのスマホとのつながりです。台所リモコンの節電モードは無くなります。
| 機能 | SRT-N372 | SRT-N377 | 何をする機能か |
|---|---|---|---|
| 給湯ガイド | 無し | 有り | 使ったお湯の量が、決めておいた量を超えたときに音などで知らせる |
| 節電モード(台所リモコン) | 有り | 無し | わかすお湯の量を抑えて、使う電気を減らすようにわかす設定 |
| スマホとのつながり | 標準のリモコンに無線LANは無い。別売の部品(HEMSアダプターなど)と工事を足せば、三菱HEMS(家の電気の使い方をまとめて管理する三菱の仕組み)のアプリでスマホから一部の設定ができた。別売部品の GT-HEM2(30,000円。税抜き)の品名は確認できず | リモコンに無線LANの部品が入っていて、三菱のアプリ「MyMU」とつながる | スマホから給湯機の様子を見たり設定したりする |
おふろへのお湯の入れ方
給湯専用は、旧型も後継も、浴槽へのお湯はりや追いだきを機械がしません。浴槽へは、蛇口(湯水混合栓)からお湯を入れます。
リモコンで給湯の温度を決め、蛇口やシャワーで水と混ぜて使う作りです。据付工事説明書にも、給湯専用にはふろの配管が無いと書かれています。
取扱説明書の機能の一覧では、給湯専用の列は、次の機能がどの年も「無い」印です。SRT-N377 に替えても付きません。
- ふろの自動運転
- 追いだき
- 自動たし湯
- 高温さし湯
- ふろ予約
三菱の資料で SRT-N377 は Vシリーズの中に載っていますが、Vシリーズのほかの型にある追いだきなどは、給湯専用には付きません。替えたあとも、お湯をためる・止めるのは手で行い、ぬるくなったら蛇口から熱いお湯を足します。
どちらにもある機能
次の機能は、SRT-N377 に替えたあとも付いています。
- 給湯の温度の設定と、残っているお湯の量の表示
- わき上げのモードの切り替えと、わき上げの休止(わき上げは、タンクのお湯をわかすこと)
- 満タンわき増し(タンクいっぱいまでわき増す)
- 使ったお湯の量の確認と、お湯が切れそうなときの知らせ
- 電力契約に合わせたモードと、ピーク停止(決めた時間帯にはお湯をわかさない設定)
製品ページに並ぶ機能
SRT-N377 が載る三菱の Vシリーズの製品ページ には、天気予報に合わせて昼にお湯をわかす「お天気リンクEZ」なども並んでいます。
ただ、SRT-N372 の製品ページは残っておらず、これが SRT-N372 に無かったかどうかは確かめられませんでした(確認できず)。上の表には、取扱説明書と納入仕様書で確かめられた違いだけを載せています。
シャワーの勢いは強くなるか
ふだんの給湯の圧力を決める減圧弁は、SRT-N372 も SRT-N377 も180kPaで同じです。
SRT-N377 に替えても、シャワーの勢いが強くなるとは言えません。 減圧弁は、水道の水の圧力を下げてからタンクに入れる弁です。
逃し弁はタンクの中の圧力が上がりすぎたときに水を逃がす安全のための弁で、どちらも193kPaです。ふだんの圧力ではありません。
SRT-N377 の納入仕様書の注意事項では、水道の水圧が200kPa以上ある場所で使うことになっています。出るお湯の圧力は、水道の水圧より低くなると書かれています。
部品はいつまであるか
SRT-N372 の修理用の部品を三菱が持っておくとしている期間は、2027年までです(計算)。
三菱は、エコキュートの修理用の部品を、製造を打ち切ってから10年持っておくとしています(三菱のよくある質問、補修用性能部品の保有期間の表)。
WIN2K では、SRT-N372 のセットも、中のヒートポンプ(SRT-MU452-A)と貯湯タンク(SRT-NT372)も、生産終了は2017年です。
このため、部品を持っておくとしている期間は、2027年までと計算できます。月は書かれていないので、年までしか分かりません。
SRT-N372 は、2027年を過ぎると、三菱が修理用の部品を持っておくとしている期間の外になります。
三菱に修理を頼んだときの料金の目安
修理か交換かを考える材料として、三菱の 修理料金の目安 を挙げます。三菱の修理窓口に直接頼んだ場合の目安で、技術料・部品代・出張料を含みます。
| 故障の内容 | 修理料金の目安(税込み) |
|---|---|
| お湯がわかない・出ない | 18,700円〜66,000円 |
| 同じ症状で、ヒートポンプの中の冷媒(熱を運ぶガス)の回路の故障だった場合 | 73,700円〜188,100円 |
| リモコンに「C-」で始まるエラーが出て、冷媒の回路の故障だった場合 | 55,000円〜176,000円 |
| 見積もりのための診断 | 6,490円〜9,680円 |
製造から長くたった製品や、いくつもの部品を替える場合は、この目安を超えることがあるとされています。
なお、SRT-N377 の納入仕様書は、長く使うために3年に1度の定期点検(有料)を勧めています。
SRT-N372とSRT-N377の違いを調べる人向けの関連情報
ここからは、SRT-N372 以外の型番から替える場合と、交換の前に確かめておきたいことをまとめます。次の順に見ていきます。
- SRT-N377 に替わるほかの旧型番
- 460Lの型番
- ヒートポンプだけ替えられるか
- 見積書で確かめること
- 補助金の対象か
SRT-N377に替わるほかの旧型番
SRT-N37 から SRT-N376-2 までの旧型番も、SRT-N372 と同じく SRT-N377 に替わります。
SRT-N372 と同じく SRT-N377 に替わる型番は SRT-N37、SRT-N373、SRT-N374、SRT-N375、SRT-N376、SRT-N376-2 です(後継機種一覧表 と WIN2K)。
型番によって違うところを、表と箇条書きにまとめました。表の部品の保有期限は、セットと中の2つの機械の生産終了の年に10年を足した年です(計算)。
貯湯タンクの生産終了の年が分からない型は、期限がこれより早まるおそれがあります。
| 旧型番 | 部品の保有期限(計算) | 発売日 | リモコン(メーカーの資料の値段、税抜き) | 年間給湯効率 | メーカーの資料の値段(税抜き・リモコン別。カッコ内は SRT-N377 のほうが高い額で、目安) |
|---|---|---|---|---|---|
| SRT-N37 | 2026年まで(今年。セットと中の2つの機械は2016年に生産終了。月は分からないので、すでに過ぎている場合もある) | 2014年8月1日 | RMCB-N1(18,000円) | 3.0 | 660,000円(310,000円) |
| SRT-N372 | 2027年まで(セットと中の2つの機械は2017年に生産終了) | 2016年7月8日 | RMCB-N2(18,000円) | 3.2 | 665,000円(305,000円) |
| SRT-N373 | 2028年まで(セットと中の2つの機械は2018年に生産終了) | 2017年7月11日 | RMCB-N3(18,000円) | 3.2 | 665,000円(305,000円) |
| SRT-N374 | 2030〜2032年ごろまで(セットとヒートポンプは2022年、中の貯湯タンクは2020年に生産終了) | 2018年7月31日 | RMCB-N4(18,000円) | 3.2 | 685,000円(285,000円) |
| SRT-N375 | セットとヒートポンプからは2033年まで(どちらも2023年に生産終了)。中の貯湯タンクは作られなくなっているが年が書かれておらず、これより早まるおそれがある(確認できず) | 2020年8月3日 | RMCB-N5(18,000円) | 3.2 | 695,000円(275,000円) |
| SRT-N376 | 確認できず(生産終了の年が空欄) | 2022年9月1日 | RMCB-N6(27,000円) | 3.2 | 930,000円(40,000円) |
| SRT-N376-2 | 確認できず(生産終了の年が空欄) | 2024年11月5日 | RMCB-N6(27,000円) | 3.5 | 970,000円(同じ) |
| SRT-N377(後継) | ― | 2025年6月2日 | RMCB-N7(37,000円) | 3.5 | 970,000円 |
旧型番の値段は販売が終わった時点のものです。出どころ:WIN2K の SRT-N37/SRT-N373/SRT-N374/SRT-N375/SRT-N376/SRT-N376-2 の各ページと、各型番の納入仕様書・取扱説明書
SRT-N376-2 とは
三菱の ラインアップ表 の型番の読み方では、末尾の「-2」は、22年度モデルを国の省エネの決まり(トップランナー制度)に合わせた型を表します。
SRT-N376-2 の後継も SRT-N377 で、仕様の数字はほとんど同じです。効率3.5、ヒートポンプの高さ715mm、メーカーの資料の値段が SRT-N377 と同じです。
WIN2K の SRT-N376-2 のページには今の製品の表示が無いので、後継は後継機種一覧表で確かめました。接続口の位置の図の数字も、SRT-N377 と同じです。
旧型番ごとに違うところ
SRT-N372 の場合と違うところは、旧型番によって次のとおりです。
SRT-N37・SRT-N375・SRT-N376 から替えると、ヒートポンプの高さが638mmから715mmになり、77mm高くなります(計算)。
- ヒートポンプに付ける部品:高さ638mmの3つの型番では、風向ガイドと防雪カバーが GT-136A・GT-125B で、SRT-N377 の GT-137A・GT-127B と型番が違う。SRT-N373・SRT-N374・SRT-N376-2 のヒートポンプは715mmのまま
- 減圧弁:SRT-N37 だけ170kPaで、SRT-N377(180kPa)で給湯の圧力が少し上がる
- 逃し弁:SRT-N375 だけ197kPaで、SRT-N377 は193kPa。安全のための値で、ふだんの圧力ではない
- 給水の止水栓:SRT-N374 から本体に組み込まれている。SRT-N37・SRT-N373 は市販品を付ける扱い
- ヒートポンプの配管:SRT-N374 以降は、納入仕様書の上ですでに三菱の別売部品。見積もりでこの配管をそのまま使うと言われたら、付けた年を業者に確かめてください(三菱は付けてから10年以内の取り替えを求めている)
- 給湯ガイド:SRT-N375 から付いている。SRT-N373・SRT-N374 から替えると加わる(SRT-N37 は取扱説明書に機能の一覧が無く、確認できず)
- 無線LAN:SRT-N375 は別売の無線LANアダプター GT-RA2(20,000円。税抜き)を付ける形だった。SRT-N376・SRT-N376-2 は、納入仕様書と別売部品のページに無線LANの部品が無い
- 接続口の位置:SRT-N375 は給水の口だけが SRT-N377 と同じ位置。SRT-N376・SRT-N376-2 は図の数字が全部同じで、配管の付け直しは少なくて済む見込み(図の数字からの推測)
- カバーと防雪架台:SRT-N375 までは SRT-N372 と同じ型番で、SRT-N377 で替わる。SRT-N376・SRT-N376-2 は SRT-N377 と同じ型番
- 運転音:同じ測り方どうしでは、SRT-N374・SRT-N375 の冬の条件56dBが、SRT-N377 では55dB。SRT-N376・SRT-N376-2 は SRT-N377 と同じ値
- 節電モード:どの旧型番から替えても無くなる(SRT-N37 は確認できず)
もっと古い型番と、末尾に記号の付く型番
このほか、次の型番の多くも、SRT-N377(460Lは SRT-N467)か、その末尾に記号の付いた型番に替わります。
- SRT-HP で始まる型番(370Lは SRT-HP373・SRT-HP374 と SRT-HP37N1 から SRT-HP37N8、460Lは SRT-HP463・SRT-HP464 と SRT-HP46N1 から SRT-HP46N8)。後継機種一覧表で同じ行で、後継はそれぞれ SRT-N377・SRT-N467
- SRT-HP37N1〜HP37N8 と SRT-HP46N1〜HP46N8:WIN2K でも、今の製品として SRT-N377(460Lは SRT-N467)が出た(SRT-HP373・HP374・HP463・HP464 は WIN2K で確かめていない)。いちばん新しい SRT-HP37N8 と SRT-HP46N8 でも2014年に生産終了で、部品の保有期限は2024年に過ぎている(計算)
- 末尾に「-BS」が付く耐塩害仕様(海の近くなど、塩の害を受ける地域で使う型):SRT-N37-BS から SRT-N376-BS までと、SRT-HP37N3-BS から HP37N8-BS までは、WIN2K で今の製品が SRT-N377-BS。受注生産で、メーカーの資料の値段は税抜き・リモコン別で1,010,000円
- 460Lの耐塩害仕様:SRT-N46-BS から SRT-N466-BS までと、SRT-HP46N3-BS から HP46N8-BS までは SRT-N467-BS(税抜き・リモコン別で1,110,000円)。耐塩害でない SRT-N377 や SRT-N467 を勧められたら、置き場所に合うかを業者に聞く
- SRT-N376-BS2・SRT-N466-BS2 や、SRT-HP37N1-BS・SRT-HP37N2-BS・SRT-HP46N1-BS・SRT-HP46N2-BS、末尾が「-BSG」の型は、WIN2K に今の製品の表示が無い。勧められた型番を業者に確かめる
型番の末尾に「-OK1」などが付く型は、三菱の WIN2K の検索に出てこず、どの型番に替わるかを確かめられませんでした(確認できず)。国の補助対象製品の一覧には、SRT-N377-OK1 などが載っています。
この場合は、勧められた型番が今の型番の後継かどうかを、見積もりの業者に確かめてください。
460Lの場合(SRT-N467)
460Lも、替えたときに変わることの多くは370Lと同じです。
460Lの SRT-N462 の後継は SRT-N467 です(WIN2K と後継機種一覧表)。SRT-N372 と同じ2016年7月8日の発売です。
SRT-N462 から替える場合も、次の4つは370Lと同じです。
- リモコンが RMCB-N7 に替わる
- ヒートポンプの配管が三菱の別売部品になる
- 給水と給湯の接続口が、370Lと同じだけ動く(給湯の口は横に約50mm、給水の口は約24mm。図の数字からの推測)
- 補助金は7万円で、性能の上乗せは付かない
| 項目 | SRT-N462 → SRT-N467 |
|---|---|
| メーカーの資料の値段(税抜き・リモコン別) | 745,000円 → 1,070,000円(325,000円高い。目安) |
| 部品の保有期限(旧型番。計算) | 2027年まで(セットと中の2つの機械が2017年に生産終了) |
| 後継の2つの機械の型番 | ヒートポンプ SRT-MU517-V、貯湯タンク SRT-NT467 |
| 貯湯タンクの寸法(高さ×幅×奥行き) | 2170×630×760mm → 2160×630×760mm |
| ヒートポンプの寸法 | 715×800×285mm で同じ |
| ヒートポンプの重さ/水を満たした貯湯タンクの重さ | 44kg/527kg → 39kg/522kg |
| 年間給湯効率 | 3.2 → 3.5 |
| 逃し弁(安全のための弁) | 193kPa → 197kPa |
| ヒートポンプの運転音(春や秋/冬) | 42dB/45dB(音圧レベル) → 55dB/57dB(音響パワーレベル)。測り方が違うので比べられない |
| 補助金(国に登録した業者に頼んだ場合) | 7万円 |
出どころ:WIN2K の SRT-N462・SRT-N467 のページ、納入仕様書の SRT-N467
460Lの地震への強さの区分と、搬入
地震への強さの区分は、1階に置いて標準の留め方をすると、460Lは A です。A は、370Lの S より1段弱い区分です。
別売の脚固定金具 GZ-6E(2,500円。メーカーの資料の値段、税抜き)を足してアンカーボルトを9本にすると、S になります(納入仕様書)。
460Lの貯湯タンクは高さが2mを超えます。搬入の通り道は家ごとに違うので要確認です。
460Lのほかの旧型番
SRT-N46 から SRT-N466-2 も SRT-N467 に替わります。部品の保有期限は、型番によって2026年から2032年ごろまでで、SRT-N466 と SRT-N466-2 は確認できません(計算)。型番ごとには、次のとおりです。
- SRT-N46:2026年まで(今年。月は分からないので、すでに過ぎている場合もある)
- SRT-N463:2028年まで
- SRT-N464:2030〜2032年ごろまで(中の貯湯タンクは2020年に生産終了)
- SRT-N465:セットとヒートポンプからは2032年まで。中の貯湯タンクは作られなくなっているが年が書かれておらず、これより早まるおそれがある(確認できず)
- SRT-N466・SRT-N466-2:確認できず(生産終了の年が空欄)
SRT-N46 は減圧弁が170kPaなので、SRT-N467(180kPa)で給湯の圧力が少し上がります。SRT-N466-2 は、SRT-N376-2 と同じく22年度モデルを国の省エネの決まりに合わせた型で、効率3.5です。
550Lの給湯専用(SRT-N55〜SRT-N556)は、後継機種一覧表で後継が無い扱い(生産完了)で、WIN2K にも今の製品の表示がありません。
ヒートポンプだけ替えられるか
ヒートポンプだけを新しい型に替えて今の貯湯タンクとつなぐ方法は三菱の資料に出てこず、補助金の対象にもなりません。
三菱の公開資料には、片方だけを新しい型に替えて古いもう片方とつなぐ方法は出てきません。 むしろ、組み合わせが違うと正しく動かないという書き方です。
資料の書き方は、次のとおりです。
- SRT-N377 の 据付工事説明書 は、Sシリーズや Vシリーズのほかの型と同じ1冊で、表紙に SRT-N377 と SRT-N467 が載っている。表紙で貯湯タンクとヒートポンプの型番を確かめるよう求め、違う組み合わせでは正しく動かないとしている
- 同じ説明書のエラーの一覧には、ほかの機種のヒートポンプをつないだときの項目がある
- SRT-N372 と SRT-N377 では、ヒートポンプも貯湯タンクも型番が違う
- SRT-N377 のヒートポンプ SRT-MU417-V は、Sシリーズの SRT-S377 の SRT-MU417-S とも、Vシリーズのフルオート SRT-V377 の SRT-MU417-VW とも型番が違う
ヒートポンプ単体の型番と値段
WIN2K や三菱の価格一覧表には、ヒートポンプ(SRT-MU417-V は 470,000円)や貯湯タンク(SRT-NT377 は 500,000円)の単体の型番と値段も載っています(メーカーの資料の値段、税抜き)。
ただ、これは製品の組み合わせの中身を示すもので、古い貯湯タンクにつないでよいとは書かれていません。
WIN2K で SRT-N372 の中のヒートポンプ SRT-MU452-A を調べると、今の製品として2つの型番が出ます。SRT-V377 の中の SRT-MU417-VW と、180Lの SRT-N186D の中の SRT-MU456-AB4 です。
どちらも、SRT-N377 の中の SRT-MU417-V とは別の型番です。
見積もりで「ヒートポンプだけの交換」を勧められたら、同じ型番の修理用の部品なのか、今の貯湯タンクとつないで動くと三菱が認めている組み合わせなのかを、業者に聞いてください(要確認)。
ヒートポンプだけの交換と補助金
補助金の面でも、ヒートポンプだけを替える工事は対象になりません。国の補助は、新品の本体(貯湯タンクとヒートポンプの組み)を丸ごと取り付ける工事が対象です(国の よくある質問(リフォーム工事))。
国の対象製品の検索にも、三菱のヒートポンプだけの型番(SRT-MU で始まる型番)は載っていません。
見積書で確かめること
見積書には、本体のほかに必ず要る部品と工事が入っているかを確かめます。
本体(貯湯タンクとヒートポンプ)のほかに、下の表の部品と工事が見積書に入るはずです。給湯専用なので、浴槽アダプターとふろの配管は入りません。
必ず要る部品で値段が大きいのは、リモコン RMCB-N7(37,000円)と、ヒートポンプの配管(5m以下なら GT-KPSET5 の32,500円)です(メーカーの資料の値段、税抜き)。
SRT-N377 の納入仕様書(取り付けに必ず要る部品と、必要に応じて使う部品の表)、据付工事説明書、別売部品のページ を突き合わせて作りました。
| 品目 | 要るか | 型番 | メーカーの資料の値段(税抜き) |
|---|---|---|---|
| 給湯専用リモコン(台所に置く1台) | 必ず(本体に入っていない) | RMCB-N7 | 37,000円 |
| リモコン線(台所のリモコンをつなぐ線) | 必ず(長さで選ぶ) | LM-620B(20m)または LM-650B(50m) | 3,000円/7,500円 |
| ヒートポンプの配管(2つの機械の間が5m以下のとき) | 必ず | GT-KPSET5 | 32,500円 |
| ヒートポンプの配管(5mを超えるとき) | 必ず | GT-KP25(25mの配管1本。要る長さの分)と継手 GT-KPTGSET | 62,400円+19,500円で81,900円から(GT-KP25 が2本要る長さなら、その分増える) |
| アンカーボルト | 必ず(3本使う) | GZ-B1F(30本入り) | 16,000円(30本入りの箱の値段) |
| アース棒(漏電したときに電気を地面に逃がす棒) | 必ず | GT-30F | 1,500円 |
| シーリングテープ(屋外の樹脂の配管を日光から守るテープ) | 据付工事説明書で必ず使うとされている | GT-S40B | 4,500円 |
| ヒートポンプを載せる台 | 必ず。市販の簡易基礎2個(許容荷重0.4kN以上)か、雪の多い地域では防雪架台 | 市販品/防雪架台 GT-124B-A | 簡易基礎は公式の値段なし/防雪架台は56,000円 |
| 風向ガイド・防雪カバー・ファン保護ルーフ | 必要に応じて1つ | GT-137A/GT-127B/GT-134A | 11,000円/24,000円/3,000円 |
| 脚部カバー | 好みで(けこみカバーとどちらか1つ) | GT-M460W | 13,500円 |
| けこみカバー | 好みで(脚部カバーとどちらか1つ) | GT-L460HCA | 10,000円 |
| ワイドL型座金(脚を留める金具) | 標準の留め方ができない場合 | GZ-FWL1 | 2,000円 |
| 給水・給湯の配管、保温材、凍結を防ぐヒーター | 必ず | 市販品 | 公式の値段なし |
| 排水の配管、排水ホッパー(排水を受ける口)、ドレン配管(運転中に出る水を流す管) | 必ず | 市販品 | 公式の値段なし |
| 電源ブレーカー、電源の線、2つの機械をつなぐ電源通信線、アース線と、それぞれを通す管(リモコン線の管も) | 必ず | 市販品 | 公式の値段なし |
| 浴槽アダプター・ふろの配管 | 要らない(給湯専用にはふろの配管が無い) | ― | ― |
表の「電源通信線」は、ヒートポンプと貯湯タンクの間の線で、リモコン線とは別の線です。
460Lを1階に置いて地震への強さの区分をSにする場合は、脚固定金具 GZ-6E(2,500円。メーカーの資料の値段、税抜き)も加わります。
見積もりの段階で業者に聞いておくこと
配管と配線を新しくするかと、補助金の申請をその業者がするかは、見積もりの段階で業者に聞いておいてください。 ほかの点も合わせて、次のとおりです。
- 配管と配線を新しくするか:据付工事説明書は、製品を入れ替えるときは配管と配線も入れ替えるよう求めています
- 電力会社への申請:エコキュートは電気料金の割引が使えることがあり、割引を受けるには、買い替えで機種が変わったときも家の人から電力会社に申請が要ると据付工事説明書に書かれています。手続きの案内があるかを業者に聞いてください
- 電気の工事が入っているか:単相200Vの電気の回路が要り、電気工事士の資格を持つ人が、ヒートポンプと貯湯タンクの両方にアースの工事をすることになっています(納入仕様書)
- 古い本体の取り外しと処分:三菱の資料には扱いが見当たりませんでした(確認できず)。見積書に入っているかは要確認です
- 補助金の申請をその業者がするか:国に登録した業者(給湯省エネ事業者)か、補助金を工事代金から引くのか、あとで現金で払い戻すのか、申請の手数料を取るかを聞いてください(次の「補助金の対象か」)
- 本体と工事が1つの契約になっているか:本体を自分で買い、取り付けだけを頼むと、補助の対象になりません
- 年末が近い場合の日程:12月31日までに工事を終えて、業者が補助金の申請を出せる日程かを聞いてください
補助金の対象か
SRT-N377 は補助の対象で、国に登録した業者と契約して取り付ければ1台7万円です。
SRT-N377 は給湯省エネ2026事業の補助の対象で、国に登録した業者と契約して取り付ければ、SRT-N372 からの買い替えで1台7万円です。 性能の上乗せは付きません。
国の補助対象製品の検索(SRT-N377)と、三菱の給湯省エネ2026事業のページ の両方に載っています。
補助金の金額と、上乗せが付かないわけ
金額の決まりは、次のとおりです。
- 補助は、エコキュート1台につき7万円(基本額)です。効率が国の2025年度の目標の値より0.2以上高い機種には、3万円が足されます(国の 対象要件の詳細のページ、国のエコキュートのページ)
- 国は目標の値を「年間給湯保温効率または年間給湯効率」で決めていて、給湯専用も同じ表を使います。370Lや460Lで貯湯タンクが1つの、一般地向けの機種の目標の値は3.5です
- SRT-N377 と SRT-N467 の効率は3.5ちょうどで、上乗せに要る3.7に届かないため、補助は基本の7万円だけです(計算)。国の検索で、性能の上乗せの条件に合うものに絞ると、SRT-N377 は0件です。三菱のページの補助額も70,000円です
- 三菱のページにある最大12万円という額は、基本の7万円に性能の上乗せ(3万円)と電気温水器を外す上乗せ(2万円)を足した額で、SRT-N377 のエコキュートからの買い替えには当てはまりません(計算)
- 国の検索では、SRT-N377 は本体だけで補助の条件を満たす機種として載っています。三菱のページの対象機種の表には、SRT-N377 と並べてリモコン RMCB-N7 の型番が書かれています(どのみち必ず買うリモコンです)
- 耐塩害仕様の SRT-N377-BS も、国の検索で同じ扱いで載っています
- 国は、前の給湯器より省エネの性能が下がる機器を補助の対象外にしています。このページの旧型番の効率は、どれも SRT-N377 の3.5より低いか同じなので、当たりません
補助を受けられる頼み方
給湯省エネ2026事業の補助を受けるには、国に登録した業者に、本体と取り付けの工事をまとめて頼む必要があります。
- 補助を受けられるのは、国に登録した業者(給湯省エネ事業者)と工事の契約を結んで取り付けた場合だけです。登録していない業者と契約すると、補助の対象になりません(国のトップページ、国の対象要件の詳細のページ)
- 見積もりを出した業者が登録しているかは、国の 給湯省エネ事業者の検索 で調べられます。ただ、このページに載っているのは名前を出すことを希望した業者だけなので、載っていなければ業者に直接聞いてください
- 補助金の申請と受け取りは業者がします。家の人が自分で申請することはできません(国の申請手続きの詳細のページ)
- 補助金は、業者が工事代金に充てるか、現金で払い戻すかのどちらかで戻ってきます(現金のときは、業者に補助金が入ってから2か月以内)。どちらにするかと、申請の手数料を取るかどうかは、業者と結ぶ国の決まった書類(共同事業実施規約)で決めます(国の申請手続きの詳細のページ)
補助の対象にならない場合
機種が対象で、登録した業者に頼んだ場合でも、次の頼み方や工事では補助を受けられません(国の対象要件の詳細のページと、国の よくある質問(リフォーム工事))。
- 本体を自分で買い、取り付けだけを業者に頼んだ場合
- 自分で取り付けた場合
- 工事の契約を結ぶ前に工事を始めた場合
- ヒートポンプだけを替えた場合。補助の対象は、新品の本体(貯湯タンクとヒートポンプの組み)を丸ごと取り付ける工事です
工事を始める日と申請の期限
2025年11月28日以降に、給湯器の取り付けを始めた工事が対象です。 見積もりや現場の下見は、工事を始めたことに入りません(国の対象要件の詳細のページと、国のよくある質問(リフォーム工事))。
- 補助金の申請は、工事が終わって引き渡されたあと(または給湯器を使い始めたあと)に業者が出し、受付は予算の上限に達した時点で終わります(遅くとも2026年12月31日まで)。このため、12月31日までに工事を始めるだけでは足りず、工事を終えて業者が申請を出すところまでを間に合わせる必要があります(国の申請手続きの詳細のページと、国の対象要件の詳細のページから言えること)
- 業者は、工事を始めたあとに「申請の予約」(予算を一定の期間確保しておく手続き)を出すこともでき、予約の受付は遅くとも2026年11月16日までです。予約をするかどうかは業者が決めます(国の申請手続きの詳細のページ)
- 予算に対して申請がどれだけ出ているかは、国のサイトで毎日午前中に更新されています。最新は、国の 補助金の申請額の推移のページ で見てください
補助の金額と上乗せの条件
補助は、エコキュート1台につき7万円(基本額)です。 省エネの性能が高い機種には、3万円が足されます(国の対象要件の詳細のページ)。
3万円が足されるのは、年間給湯保温効率が国の2025年度の目標の値より0.2以上高い機種です。目標の値は、貯湯タンクの数と容量、一般地向けか寒冷地向けかで決まっています(国のエコキュートのページ)。
表のカッコの中は、目標の値に0.2を足した計算で、この値以上なら3万円が足されます。
| 貯湯タンクの数と容量 | 一般地向けの目標の値(3万円が足される効率) | 寒冷地向けの目標の値(3万円が足される効率) |
|---|---|---|
| 1つ・320L未満 | 3.1(3.3以上) | 2.7(2.9以上) |
| 1つ・320L以上550L未満 | 3.5(3.7以上) | 2.9(3.1以上) |
| 1つ・550L以上 | 3.2(3.4以上) | 2.7(2.9以上) |
| 2つ以上 | 3.0(3.2以上) | 2.7(2.9以上) |
| 少人数の世帯向けの機種 | 3.0(3.2以上) | 2.7(2.9以上) |
古い電気温水器(2万円)や電気蓄熱暖房機(4万円)を外す場合にも上乗せがありますが、エコキュートを外しても上乗せはありません。(国の対象要件の詳細のページの注記)
